男女共同△ 「婚家」とやら
まだ「のぞみ」がなかった頃、赤ん坊を抱いて立ちっぱなしで8時間、関東から九州まで旅したことがある。真夏の真ん中、いわゆる「お盆帰省」というやつだ。
くたくた、ぼろぼろに疲れた私に、その家のばあさん(今思えば「夫」の祖母)が、「ふみさんは、みんな入った最後にお風呂つかってね」と曰った。
おおっ! これが噂に聞いた「嫁の仕舞風呂」というヤツか!
もちろん、そんな風呂なんかに入るもんか。
じいさんという人は昔「アナーキスト」だったそうだ。
「夫」は、「ここには『クロハタ』(アナーキストの新聞らしい)があるんだ」と誇らしげに語った。
その元アナーキストのじいさんやその息子たちが「難しい政治の話」をしている間、女たちは台所でごそごそ動き回って、彼らの食事や酒の準備をしていたのだった。
「夫」の母は、「長男の嫁は、西瓜も端っこしか食べられないから、私は切り方に工夫をしたのよっ」と、数十年の「嫁」生活の成果を西瓜の切り方で示してくれた。
もう結構。
西瓜の一番大きなところを食べることができたって、もう結構。
今になって△ではすまない。
女に西瓜の端っこを食わせて自分たちのメシの世話をさせながら、「おんなこどもにはわからん難しい政治の話」をしていた連中の謝罪が欲しい。
連中の入った後の汚れた風呂なんかに絶対入りたくなかった女の思いがわからんヤツに「政治の話」なんぞ金輪際させないぞ~と誓った私であった。
今日の朝ご飯
麦飯、味噌汁、エンサイのオイスターソース炒め、蕪の一夜漬け、こんにゃくのきんぴら、納豆、
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